やまぐち創生テレワーク実践者・ワーケーション体験者の声
EXPERIENCE

海や山へのアクセス抜群!これが、五感を使った学びに触れられる山口の親子ワーケーションだ!

夏休みなどの長期休暇中、子どもたちの「どこか連れて行って!」という期待に応えたいけれど、お盆期間しか休めない…という悩みを抱える共働き世帯や、せっかく行くなら親も子どももしっかり楽しめる旅にしたい……と願う親御さんたち。そんな方々の悩みや希望に応えてくれる、新しい旅の形が「親子ワーケーション」です。

ワーケーションとは、旅先でも仕事ができる環境へ赴くことですが、親子ワーケーションの場合は、親が仕事をしている間に子どもを預かってくれる環境も整っていることが加わります。

そんな親子ワーケーションのニーズに早くから着目して、実践してきたのが山口県です。ここ数年は、夏期休暇中に開催していましたが、今回初めて、冬の山口県の魅力を知ってもらいたいと、12月上旬にモニター企画を開催。モニター枠には、2〜3倍の応募が集まり、ニーズの高さがうかがえました。

そんな2泊3日の山口県のツアーに親子ワーケーションを実践してきたライターが帯同。そこで目にしたのは、プロのビーチバレーボール選手や大自然という「本物」に揉まれて、子どもたち同士でたくましく育ち合う姿でした。では、どのような3日間を過ごしたのか。参加者の声を交えてレポートします。

>>>モニターツアーの詳細はこちら!


プロから教わるビーチバレー。砂の上で動くって大変!

今回のツアーの拠点となったのは、山口県山口市にある「山口きらら博記念公園」です。 広大な敷地には、ビーチやアスレチックがある公園が広がり、白いドーム型の、野球もできる人工芝の多目的施設まで併設されています。ドームの裏には、穏やかな瀬戸内海が広がっており、夏にはSUPやカヌーなどのマリンスポーツも楽しめる場所です。子育て中の親なら、誰もがここで、子どもたちを思いっきり遊ばせたい!と思うでしょう。

きらら博記念公園の魅力は、ビーチが公園内にあること!
出会ってまだ1時間足らずですが、ボール遊びを通して、徐々に打ち解ける姿が見られました。

到着初日に行われたプログラムは、今回のツアーの目玉の一つとも言える、現役のプロ選手による「ビーチバレー教室」です。 今回参加した9組の親子のうち、2組が「子どもがバレーボールをやっているから」というのが、応募の決め手になったのだとか!

普段は室内でバレーをしている子どもたち。初めての砂浜でのビーチバレー経験を通して「意外とコートが小さい」「裸足だから足の裏が痛い」など、自分たちの知っている「バレー」との違いを楽しんでいました。また、他の子どもたちからは、「砂の上だと、思うように動けない!」という声も。

その間の、親の過ごし方はというと…。

親子ワーケーションを体験するモニター企画ということで、山口きらら博記念公園内にあるワークスペースでお仕事中。

仕事もあるけど、子どもたちの様子が気になり、外へ繰り出す親の姿もチラホラ。気づいたら、親も混じってビーチバレーを楽しむ姿も見られました!

「3面ガラス張りで、開放感がすごい。眩しいくらいの光が入ってきて、気持ちよく仕事ができた」との感想がありました。
ボールに慣れたら、ゲームの開始です!冬だけど、子どもたちは元気いっぱいです!

今回はモニター企画ということで、お仕事時間は2時間程度とお試しでしたが、眺望の良い環境を気に入られて、「半日仕事して、半日子どもと一緒にアクティビティを楽しむような過ごし方をしてみたい」といった、前向きな声が聞こえたのが印象的でした。

>>>当日の様子はこちら!

プロの選手に教えてもらい、砂の上で行ったスポーツ体験。都市部の生活ではなかなか味わえない体験を初日からたっぷり楽しんだ子どもたちの学びは、翌日も続きます。

 

竹の活用を通して学ぶ、自然と人間の共生

翌日の午前中に訪れたのは、山口市に近接する山陽小野田市にある竹の総合施設「竹ラボ」。地域の伝統資源である「竹」をテーマにした、全国的にも珍しい施設です。

 

竹の楽器に触れる子どもたち。高さによって音色が違う!

この施設の魅力は、竹にまつわることを多角的な面から自分ごととして学べること。世界中の竹標本が展示されていたり、竹の生態や歴史を深く学べます。近代化以前は、私たちの暮らしにとって竹は欠かせない資源でした。今ではプラスチックに代替されていますが、竹は地球にやさしく、持続可能性がある資源です。ただし、きちんと手をかけて育てないと資源として使えない竹林が広がってしまいます。それが、社会課題化されている「放置竹林」です。

今後、私たち現代人はどのように竹と共存していくべきなのか。過去の暮らしを学び、現代の課題を聞きながら、竹と共存していく未来を考える、未来に思いを馳せる。そんな中長期的な視点をくれるのが竹ラボの魅力です。そのためか、大人たちの方が前のめり!!子どもたちは…というと、竹の楽器に触れたり、竹細工ワークショップに夢中でした!

竹のキャンドルライト作りの魅力は、自分たちのお気に入りの柄を反映できるところ!
十人十色の柄のキャンドルライトが完成!

 

人間が生き延びるためには「暖」が必要だった!

午後は、前日に訪れた山口きらら博記念公園に戻って、火おこしやシェルター作りのデイキャンププログラムを体験!スイッチひとつで調理ができる現代の生活とは違い、自分たちで薪を組み、火を育てる。

なぜ、火おこしやシェルター作りを学ぶのか。それは「暖を確保すること」こそが、生き延びるための知恵だから。本格的なサバイバル体験なのです。

 

インストラクターのジェームズさんが教えてくれるのは、極限状態で生き延びるための「3の法則」です。人間は空気がなければ3分、体温を失えば3時間、水がなければ3日で命の危険に晒されます。火おこしは、雨風をしのぐシェルター作りと共に、低体温症を防ぎ、この「3時間」の壁を越えて命を繋ぐために欠かせない知恵です。ジェームズさんは、その重要性を次のように語ります。

「現代は、スイッチ一つで快適な温度が手に入るのが当たり前の生活。でも、それしか知らなければ、もしも災害が起きたときに『生きる力』がゼロになってしまいます」

「暖を確保すること」の重要性を語るジェームズさん。
「焼き芋作り」の発案に、
子どもたちの目が一瞬で輝きました!

 

火おこし前に、ジェームズさんがプレゼントしてくれたのはお芋!「マシュマロのように甘い焼き芋を作ろう!」と呼びかけられると、子どもたちの中で、目的が「火おこし」から「焼き芋」に変わってしまった様子です(笑)。

 

シェルター作りにチャレンジしたのは、小学校高学年の男の子たち。硬く結べるのに、簡単に解ける結び方の習得に、熱心に耳を傾けます。

船舶免許を取得するには「目を瞑っても結べるようにならないといけない」と聞くと、さらにやる気を出す子どもたち。

一度は来たかった!親の人気の高い秋吉台と秋芳洞へ。

最終日は、山口県美祢市にある、世界的にも観光地としても有名な秋吉台と秋芳洞へ。カルスト台地が広がる秋吉台、日本最大級の鍾乳洞であり特別天然記念物でもある秋芳洞。いずれも、自然の不思議を味わえる山口ならではの本物の学びが詰まった名所です。「一度は来てみたかったから楽しみ!」という親たちの声が多く聞こえました。

 

ジオガイドさんから、カルスト台地と鍾乳洞の成り立ちを学ぶ。
四季を通じて約17℃の鍾乳洞の中。
夏は涼しく冬はそれなりに暖かい。

次は夏に行きたい!山口には、四季折々の山口の魅力がある

2泊3日の行程を終え、参加者からは「帰りたくない」「また来たい」という声が相次ぎました。具体的には「自然も豊かだし、施設も過ごしやすい。次は夏に来て、子どもたちと一緒にビーチアクティビティをやってみたい」「まだ行けていない足湯や、いろんなホテルにも行ってみたい」といった感想でした。

最初は「なんとなく山が多いのかな」と、教科書で学んだ知識しかなかった山口県。今回、初めて訪れたことで、親子共々、山口県の様々な魅力を体感したようでした。

都会では味わえない「本物」の体験に触れたり、多様な仲間と出会えたり…。そんな濃密な体験を通じて、子どもたちにとって「忘れられない思い出の場所」となったことでしょう。

また、親にとっても、仕事や育児などの日常から解放され、特別な時間を過ごせたようでした。子育て期間はなかなか「余白の時間」が取りづらいもの。でも、旅先で子どもを預けられたり、子ども同士で遊んでくれたりすることで、心や時間の「ゆとり」が生まれ、いつもの旅以上にリフレッシュできるのかもしれません。

今回、初めて冬休み期間に親子ワーケーションが開催されましたが、夏と変わらずに子どもたちが楽しんでいる様子が印象的でした!

もし、長期休暇中の過ごし方に迷っているなら、山口県を次の旅先に加えてみませんか?春夏秋冬いつでも、山や海の自然の恵みを通した「一生ものの学び」に触れられることをお約束します!

>>プログラムの詳細はこちら!

 


(執筆)児玉真悠子

ダイヤモンド社などでの書籍編集者を経て、2014年にフリーランスの編集&ライターとして独立。以降、子どもの長期休暇中に、自身の仕事を旅先に持っていく生活へ。各自治体の発信業務に関わる中で、「地域・大人・子ども」にとって三方良しの親子ワーケーションの可能性を感じ、株式会社ソトエを創業。親子ワーケーションの企画監修や情報サイト「親子deワーケーション」の運営を通じて、仕事と子育てをどちらも大事にできる暮らし方を普及すべく邁進中。