やまぐち創生テレワーク実践者・ワーケーション体験者の声
EXPERIENCE

自分たちの街を、自分たちで面白くする」萩の熱量に触れて見えた、真の地域創生
中田 誉誠さん

山口型ワーケーションでは、企業や起業人との交流や、地域資源活用ワークショップ等のプログラムを提供する「ビジネス創出型」や「地域課題解決型」など7つの類型によりワーケーションプログラムを提供しています。

今年度、新たな取り組みとして、地元住民や地域事業者との交流を通じて、地域課題や観光資源の再発見を行う地域課題解決型企業研修プログラムを企画・実施をしています。

今回は、”着物の似合うまち”萩のイベント「着物ウィークin 萩」を舞台に、異業種の視点から地域資源を捉え直し、事業案をプレゼンするー。発想の幅を広げ、地域との共創経験につながるプログラムに参加した、オリックス自動車株式会社 中田さんの体験談をお届けします。

【プログラム名】
地域×文化×ビジネスで実践力を鍛える~地域文化資源を活用した事業開発・提案力強化研修

【実施日】
2025年11月4日(火)~6日(木)の2泊3日

【プログラム行程】

  • ・1日目:地域理解と現状課題のインプット…萩・明倫学舎~旧久保田家住宅等、着物ウィークのメイン会場となる城下町エリアを巡るフィールドワークの実施
  • ・2日目:地域課題のさらなる深堀り…フィールドワークに加え、自身が感じた萩(着物ウィーク)の魅力・課題感を発表、ブレインストーミングの実施、地域の方との交流会の実施
  • ・3日目:アイデア創出と提案プレゼン…2日間の地域体験・交流を経て、自身の事業を活かした提案の実施


未踏の地・萩に期待した、企画の源泉。

— 企業研修プログラムに興味を持ったきっかけは?

訪れたことのない地だったこと、そしてレンタカー事業におけるBtoCマーケティングの部門にいるため、職務と密接に関連する「着物ウィークin萩」というイベントを軸に、新しい企画の考え方を得られそうだという点に興味を持ち、企業研修プログラムに参加させていただきました。

時を忘れる城下町と、静寂に包まれる「心の洗濯」

—実際に山口県に来てみて、どのような印象でしたか?

(萩・明倫学舎 フィールドワークの様子)

萩市をレンタカーで訪れ、初めての印象としては日本の近現代の遺産や城下町のような古き良き日本の街並みが濃縮された「コンパクトな街」だと感じました。
都心とは違う風景が広がり、心が洗われるような落ち着ける空間・そして地域交流が出来ました。また、吉田松陰のような歴史上の人物についても学び直す機会になり、大変良い経験となりました。

地域協働の深掘りによる自己成長

— 今回の企業研修プログラムで参加してよかったと思う点(魅力)はありますか?

今回のプログラムを通じて、レンタカーとしての利便性を高める新たな企画の着想を得ました。

現状、当社はBtoBビジネスが中心ですが、地域と連携したBtoC向けの取り組みにはまだ改善の余地があることを再認識するきっかけにもなりました。

また、現地の歴史的建造物の保存状態を肌で感じる中で、地域協働の奥深さや日常生活との接点を見出すことができました。自身の成長に繋がる、非常に実りある経験になったと感じています。

(萩・明倫学舎 フィールドワークの様子)

萩の観光を支える、街並み以上に美しい「人の熱意」

—  山口県の事業者との関わり中で、感じたことなどがありましたら教えてください。

「着物ウィーク in 萩」を通じて観光のキーマンの方々とお話しさせていただき、街並みだけでなく人々の温かさ、そして「街を自らの手で活性化させよう」という強い熱意に感銘を受けました。外部のアドバイスをそのまま受け入れるのではなく、自分たちの街にとって何が最善かを自発的に考える姿勢。そこには、深い地元愛と「自分たちの街を自分たちで面白くする」という当事者としての強いエネルギーを感じ、萩の皆さんが持つこの熱量こそが、街を動かす原動力なのだと肌で感じることができました。これは、現地に実際に入り、萩の皆さんと直接交流しないと得られなかったことだと思います。

試行錯誤と、「手の届く」企画の実現

— 提案企画への良かった点や苦労された点、また提案後何か繋がりが増えたなど、ございましたら教えてください。

(企画提案の様子)

今回は「着物ウィーク in 萩」の集客がテーマでしたが、提案時に予算や人的リソースの制約を考慮し、まずは手の届きそうな、既存のものを形や捉え方を変える形で取り組める内容にすることを意識しました。これにより、伝える側としても自己満足で終わらなかったことが良かった点だと感じています。逆に苦労した点としては、地域協働の取り組みが初めてだったため、もっと勉強すべきだったと感じました。当社としてはその後コーディネートを担当した会社を通じて、感想やフィードバックの共有を開始しており、今後は当社としてどのような形でビジネスに関われるかを模索している所です。

日本の原風景が息づく街、萩の心地よさを肌で感じて

— 山口県でのワーケーションに興味を持っている方にメッセージをお願いします。

今回ツアーに参加して、私自身「また萩に訪れたい」と心から感じました。山口県でワーケーションを行うことはハードルが高く感じられるかもしれませんが、実際に訪れてみるとそこまで高くありません。 萩には古き良き日本の原風景が今も息づいていて、歴史ある街並み・雄大な山々・そして澄んだ海が揃ったこの場所は、日常を忘れて心からリフレッシュできる最高の舞台です。ぜひ現地へ足を運び、萩ならではの世界感を肌で感じてみてください。

(提案発表会での集合写真)