やまぐち創生テレワーク実践者・ワーケーション体験者の声
EXPERIENCE

結婚をきっかけに、出身地である山口へのテレワーク移住を決断
寺田直和さん

ライフステージの変化によって移住を考えるように・・

山口県に移住することになったきっかけを教えてください。

私は山口市出身で、大学進学時に千葉に移りました。大学院在学中に同じ研究室の先輩に誘われて、専攻だったデザインとプログラミングに関する仕事をフリーランスで始めました。その後、2010年に二人で法人化し、現在まで事業を行なってきました。千葉には約20年住んできたのですが、2020年に宇部市在住だった現在の妻との結婚の話を進めるため、宇部市に移住しました。実は、大学進学時より山口から出たい気持ちが強く、正直戻りたいという気持ちもなかったのですが、山口在住の彼女と結婚を考えるようになったこと、彼女の仕事のことや、山口で暮らすお互いの両親の今後のことも考えたりする中で、それがベストな選択肢だと思えるようになりました。

(2010年に最初の事務所の内装工事を手伝った時の様子)

祖父母が住んでいた空き家でお試し移住をしてみた

— 移住を決断する前に行なってきたことは何かありますか。

(お試し移住時の仕事環境の様子。光回線は初めから引くべきでした・・・。)

私自身が石橋を叩いても渡らないくらい慎重な性格ということもあったのですが、たまたま亡くなった祖父母が住んでいた家が空いていたので、お試し移住みたいな形で約4ヶ月間暮らしてみました。そこで、テレワークでも仕事が問題なくできるかどうか、結婚して移り住むにあたって何か支障はないかなどを確認しました。テレワークに関しては、新型コロナウィルスの感染が拡大した年で、すでに基本在宅ワークになっていたこともあり、問題なくクリアできました。会社メンバーには、このお試し移住の前に相談しており、快く受け入れてもらえていたので、色々助けてもらえました。

山口にいるからできる仕事が会社に良い影響を与えた

— 移住後の仕事面に何か変化はありましたか?

千葉にいるメンバーとは引き続き、web会議やチャットツールを活用してコミュニケーションをとっています。一方、山口ではオフィスを構えたことで、県内のクライアントとリアルで接する機会が増えました。ある教育関連のプロジェクトでは、開発したツールを市内の小学校に提供させていただき、それをきっかけに自身の母校に関わることができたのはとても貴重な経験でした。また、コアメンバーである自身がテレワークをしているという経験や実績によって、特にエンジニアの採用面では間口が広がったと思っており、今後の良いご縁につながることを期待しています。

(開発したツールを用いた母校での授業参観の様子)

家族との時間やコミュニケーションが増えた

移住後の生活面はいかがでしょうか?

(子供と散歩していると時があっという間に過ぎます。)

一番大きな変化としては、子供が生まれたことです。休日に家族でいろんなところに出かけたり、お互いの両親に会ったりと、家族との時間が増えました。また、千葉に住んでいた時は電車が主な移動手段でしたが、山口では車中心の生活になりました。電車と違って車はプライベートな空間なので、移動中にいろんなことをじっくり気兼ねなく話せます。これまで、家族の課題についての話し合いはいつも車中で、同じ方向を向いて考えて、乗り越えていけた感覚があり、それが私たちには合っていて、とても大きかったと思っています。当初は妻の地元の宇部市に移住しましたが、現在、今後の子育てや子供の将来のことを考えて、山口市のお試し移住をしていた家を建て直して再移住する計画です。

 最後に、山口県への移住に興味を持っている方にメッセージをお願いします。

私の場合は、私も妻も山口県出身で、自身はテレワークで働ける環境であったり、移住する前にお試しできる家があったりと、条件がとても良く、移住の難易度は高くなかったと思います。それでも、住む環境を変える決断は難しいことですので、その際は一人で抱え込まずに、身近な存在である家族や会社のメンバーなどに相談してみてください。移住の目的や意思への理解が得られれば、何らかの形でサポートしてもらえるかもしれませんし、気持ちも前向きになると思います。そして、いざ住む場所を変えてみると、新たなチャレンジが生まれて、その経験が人生の大事な財産になっていくと思います。