やまぐち創生テレワーク実践者・ワーケーション体験者の声
EXPERIENCE

家族で生活拠点を下関に移し、
東京との2拠点で快適なテレワーク移住を実現

平岡祐二さん

地域おこし協力隊として地元・下関へ

初めに、平岡さんのお仕事について教えてください。

私は2018年まで東京の広告制作会社に勤務していました。その後Webデザイナーとして独立し、現在は法人化して代表を務めています。また、地域おこし協力隊として下関市スマートシティ推進のサポートもしています。具体的にはIT人材の育成を中心に取り組んでいて、大学や高校でWebデザインの授業をしたり、行政主催イベントのデザインメンターとしても活動しています。2022年の4月に東京都品川区から妻と二人の子供と一緒に故郷の下関に移り住み、テレワーク中心で仕事をしています。

(地域おこし協力隊として活動風景)

2拠点生活で都市と地方をいいとこどり

山口県で仕事をしていて困ったことや、良かったことはありますか?

海峡ゆめタワーから望む下関)

地域の経営者の方との繋がりからお仕事を頂くことがあるのですが、当初は求められているクオリティと予算感をつかみきれず、ミスマッチになることがありました。都市部の企業と地域の企業では求められるクリエイティブの水準や予算感が全く異なるので、その辺を理解するまでに少し時間がかかりましたね。その他に困ったことはあまりないです。
私は数ヶ月おきに東京と山口を行き来しながら仕事をしていて、移住した後も東京に拠点を残しているので、2拠点でいいとこどりの働き方を実現できています。下関は新幹線が通っていますし、山口宇部空港、北九州空港、福岡空港が1時間圏内なので全ての空港が利用でき、東京との2拠点で働く上では非常に便利な環境です。東京にも拠点があり柔軟に対応できることが、東京のクライアントにとって安心感につながっている気がします。

移住による生活の変化

山口県で暮らしていて感じる魅力や、生活の変化について教えてください。

今思えば、都会暮らしで忙しく働いていた頃は消耗が激しかったように思います。下関に移り住んでからは、以前より幸福度が高い気がしますね。ずっと東京で子育てをしていた妻も、山口ではあまり周りを気にすることなくのびのびと子育てできているようです。
私と同じように下関に移住した知り合いが何名かいるのですが、奥さんがこの環境を気に入って移住を決断されるケースが多いですね。田舎暮らしを堪能しつつ、福岡市や北九州市、広島市など大きな都市にも近いので暮らしやすいですし、私の場合は実家が近くにあるので、子供を預けることもできて助かっています。

(下関の名物:瓦そば)

移住するにあたって、支援などはいかがでしたか?

(火の山公園からは海を一望できる)

東京圏から移住をし、要件を満たせば一世帯で100万円の移住支援金が給付される制度があるなど、個人的には支援が充実していると感じています。その他にもIT関連の補助金などが充実しているので、そうした制度を活用すれば仕事も進めやすいと思います。

最後に、山口県への移住に興味を持っている方にメッセージをお願いします。

最近はオンラインで仕事が完結することも多いので、フリーランス仲間の中には私と同じように地元に帰って仕事をする人も増えてきました。フリーランスや経営者の方で、山口県に興味がありテレワーク移住などを検討している方には、私の横のつながりを紹介することができるかもしれません。少しでも興味があればぜひ一度ご相談いただければと思います。