やまぐち創生テレワーク実践者・ワーケーション体験者の声
EXPERIENCE
(菊ヶ浜と指月山を背景に)

家族と自分自身のウェルビーイング実現
冨川竜生さん

子育てのしやすさを考えて地元・萩へ

まずはじめに、山口県に移住するまでの経緯や、いまの働き方について教えてください

もともと萩市出身ということもあり、子育て環境なども考えて、いつかは萩に戻ろうと考えていました。リモートワークでどこでも働ける職場環境を求めて、外資系IT企業に転職しました。移住タイミングを見計らっていましたが、コロナの影響で、更にリモートワーク化が推進されたことで、逆に判断タイミングが思った以上に早まりましたね。いまは自社製品のクライアント営業を、萩の自宅からリモートワークで行っています。また、「萩大志館」という一般社団法人を萩の仲間と立ち上げて地域活性化にも取り組んでいます。

(テレワーク中の様子)

子どもの成長を感じられるライフスタイルに

移住後に変化した点はどこですか?

(菊ヶ浜で子どもと砂遊び)

子供とのふれあいの時間が圧倒的に増えたので、子供と一緒にいられる喜び、子供の成長にとっても良い状態に変わったと思います。また、東京にいた頃と比較すると、夜も静かで「良く寝られる」という感覚がありますね。言わずもがなですが、食も豊かですし、水も綺麗で、奥様の満足度も含めて”自分自身のウェルビーイング”も向上しています。リモートワーク環境も自分で構築できるので、非常に快適な環境を保つことができています。

家族や会社の理解およびクライアントの理解はどうですか?

会社自体が「いつでも、どこでも、誰とでも」というコンセプトの働き方を推進しており、決まった業務時間という考え方がなく、自分で業務時間を決められるため、そもそも理解してもらえる土壌が整っている状況です。直属の上司の承認さえ得られれば、どこでも働ける環境で、私と同様に地域でリモートワークしている同僚も沢山増えています。ちょっとした配慮として、東京へ出張するときは、職場メンバーへ山口県土産を買っていったりもしていますね。また、クライアントからネガティブな印象を持たれた事は一度も無いです。逆に、いつもリモートワークでの接客となっているので、リアルでお会いする時にどのような価値を出そうかを考えるようになりました。

(花見スポットとしても有名な萩城跡地の公園)

地方の環境を受け入れることが豊かな生活へ

山口県の良いところはどこですか?逆に、不便なところは?  

(浜崎地区の萩漁港)

繰り返しにはなりますが、自然環境、子育て環境はやはり魅力的です。あと、理由は良く分からないのですが、萩の子供たちは誰にでも元気な挨拶をしてくれます。これは、特に私にとって印象的で大好きな点です。我が子の教育のことを考えても、非常に嬉しいです。不便な点は、基本的に衣食住には困らないのですが、車社会なので維持するコストが大変なのと、萩市内には大型ショッピングモールが無いため、特別なものを購入する場合に遠出の必要がある点ですかね。それですら、今はネットショッピングで済ませられますが。

最後に、山口での移住を検討している方へメッセージをお願いします。

とにかくきっかけが大事だと思います。まずは一度、山口県でリモートワーク滞在をして、自分に合いそうか試していただくことをお勧めします。