子育ても仕事も大切にできる山口市での暮らし
須田直樹さん
子育てのしやすさを考えて奥様の地元へ
— まずはじめに、山口県に移住するまでの経緯について教えてください。
私は東京で生まれ育ち、現在は東京の医療機器・ヘルスケア製品メーカーでマーケティングを担当しているのですが、2022年6月から家族で山口市に移住してテレワークをしています。移住のきっかけは“子育て”です。私には妻と2人の子どもがいるのですが、共働きの子育ては夫婦ともに負担が大きいのが悩みの種でした。妻の地元である山口市に住めば両親にもサポートをお願いでき、負担が減らせると考えて、夫婦で相談して決めました。移住前には帰省とあわせて山口市に長期滞在し、テレワークを試したことも判断材料になりました。
周囲の助けもあり、仕事も子育てもスムーズに
— 移住後の生活はいかがですか?
格段に子育てがしやすくなりました。妻の両親のおかげもあり、かなり負担が減りました。また、テレワークで仕事に支障が出るかと不安でしたが、コロナ禍でテレワーク主体になり、会社も移住について理解を示してくれたことで、問題なく進められています。こちらでは、平日は山口県庁1階のテレワークオフィスに行き、8:30〜17:00の間に仕事をしています。東京の会社には2ヶ月に1回ほど出社し、飛行機を使って片道約3時間ほどですが、不便はないです
豊かな自然と食に満たされ、家族でのびのびと
— 山口県の魅力はどんなところでしょう?
海も山もあり、自然が豊かなところです。特に子ども達にとっては影響が大きく、前は虫も触れなかったのに今では平気ですし、のびのびと過ごしています。この変化を見て、環境の大切さを実感しました。それに、車があればどこでも行けるのも魅力です。東京にいた頃の満員電車での通勤は、自分が思う以上にストレスを感じていたようで、山口での生活に慣れると、もう経験したくないと思うほどです。食べ物が美味しく値段が手頃なのも魅力で、スーパーに並ぶ旬の果物の豊富さや、刺身の新鮮さには驚きました。
— 最後に、山口での移住を検討している方へメッセージをお願いします。
山口県での生活は、都会に比べて飲食店やレジャースポットが少ないなどの不便はありますが、先に挙げた魅力もたくさんあります。移住したことで友人に会う機会は減りましたが、今は子ども中心の生活を送っているので問題はありません。周りの助けや理解のおかげで、仕事と子育てを両立できる今の暮らしを選んでよかったと思いますし、こういう移住の形があることも、ひとつの参考にして頂ければと思います。