自然豊かな山口でゆとりある暮らし
石塚直彦さん
山口県に移住するまで
— 山口県に移住するまでの経緯や、いまの働き方について教えてください。
私は大手文具メーカーで入社以来約8年ほど営業を経験し、現在は「販売戦略」を業務としております。もともと東京本社に勤務していたのですが、山口県在住の妻との結婚を機に、2020年2月に自らの希望で福岡支社へ異動を申し出ました。その後コロナ禍で、勤務先でテレワークが推奨されたため、現在は山口市に移り住みテレワークで仕事をしています。妻は結婚後も山口で勤める選択肢しかない状況だったため、まず私が福岡へ転勤して、そこから山口に移り住んだという経緯です。
会社としてはこれから徐々に社員の出社頻度を増やしていく方針ですが、個人が希望する働き方を選べるので、私は自宅でのテレワークを主体としつつ、たまに東京や大阪のオフィスへ出社するスタイルで働いています。業務内容は以前と全く変わりませんが、山口に移住してからは通勤時間がなくなり、東京に住んでいたときに往復2~3時間かかっていた通勤時間を、家族と過ごす時間や自分の趣味の時間に使えるようになりました。
自然豊かで、ゆとりある暮らしができる環境
— 山口市での暮らしについて教えてください。
山口市は自然豊かで至る所に公園があり、子育てしやすい環境です。有名な瑠璃光寺や湯田温泉も近いですし、休日には県内の動物園やふぐで有名な下関市の唐戸市場に足を運ぶなど、ゆとりある生活を楽しんでいます。
また家族と過ごす時間が増え、子供の日々の成長を楽しむことができるのは、テレワークで仕事をしていて一番幸せなところです。普段は自宅で仕事をすることが多いのですが、山口県庁の近くに住まいがあるので、気分転換をしたい時にはやまぐち創生テレワークオフィス「YY! SQUARE」を利用しています。
— 実際にテレワークをしていて、課題に感じることはありますか?
文具の販売戦略を立てるためには、販売店やユーザーの情報を収集することが重要です。東京にいればすぐに販売店を訪れたり、日常生活の中でユーザーの利用シーンを観察したりできますが、山口ではそうした情報収集をしにくいというのは仕事面での課題です。
オフィスでは周囲の会話から自然と情報が耳に入ってきたり、雑談の中からアイデアが生まれたりすることもありますが、テレワークではそうした機会がないので、軽い雑談をしてからオンラインMTGを始めるなど工夫しながら仕事に取り組んでいます。
プライベートでは家族との時間が増えてよかった反面、趣味のフットサルをしたり、気軽に飲みに行ったりする機会は少なくなってしまいました。
— 今後実現したいライフスタイルや働き方などはありますか?
私は山口でテレワークする良さも、都心のオフィスで仲間と一緒に働く良さも両方感じているので、どちらか一方ではなく、両方の良さを組み合わせた働き方を実現できたら理想的だと考えています。
— 山口でのテレワーク移住やUターン起業に興味をお持ちの方にメッセージをお願いします。
山口でのテレワーク移住は私にとってベストな選択でした。もちろん人によって置かれている状況は様々なので、この環境が全員に合うかはわかりませんが、個人的にはおすすめです。自然豊かで子育てもしやすく、テレワークに取り組みやすい環境づくりに熱心な自治体なので、テレワーク移住を実現しやすいと思います。